技能検定とは、働く上で身に付ける、または必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定制度で、都道府県職業能力開発協会で実施する園芸装飾、機械加工、建築大工など111職種のほか民間の指定試験機関で実施するピアノ調律やホテル・マネジメントなど19職種、合わせて130職種の試験があります。
このうち佐賀県では前期の技能検定試験として、「園芸装飾」、「機械加工」、「電気機器組立て」、「塗装」など約30職種の試験を予定しているほか、後期にも約50職種の試験を予定しています。
区分 | 前期 | 後期 | ||
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実技試験 | 学科試験 | 実技試験 | 学科試験 | |
実施公示 | 3月1日(金) | 9月2日(月) | ||
受検申請受付 | 4月3日(水)~4月16日(火) | 10月7日(月)~10月18日(金) | ||
問題公表 | 5月30日(木) | 11月28日(木) | ||
実施期間 |
6月6日(木)~8月11日(日)★ |
7月14日(日)★ 8月18日(日) 8月25日(日) 9月 1日(日) |
12月5日(木) ~ |
令和7年 1月26日(日) 2月 2日(日) 2月 9日(日) |
合格発表日 | 8月30日(金)★ 10月4日(金) 11月28日(木)までの間で佐賀県知事が指定する日※ |
令和7年3月14日(金) |
★は、3級の各日程(「金属熱処理職種」を除く)
※は、暑熱対応のため延期する場合(造園職種 1級、2級)
試験に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗ることができ、確かな技能のあかしとして各職場及び地域社会において高く評価されています。
建設関係 | 造園、建築板金、冷凍空気調和機器施工、建築大工、とび、左官、タイル張り、配管、型枠施工、鉄筋施工、防水施工、コンクリート圧送施工、樹脂接着剤注入施工、内装仕上げ施工、熱絶縁施工、カーテンウォール施工、バルコニー施工、ガラス施工、塗装、路面標示施工、かわらぶき |
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金属関係 | 機械加工、工場板金、金属熱処理、めっき、仕上げ、放電加工、金属プレス加工、鋳造、鉄工 |
一般機械器具関係 | 機械検査、建設機械整備、農業機械整備 |
電機・精密機械器具関係 | 電気機器組立て、自動販売機調整、電気製図、機械・プラント製図、電子機器組立て、空気圧装置組立て、テクニカルイラストレーション |
食料品関係 | パン製造 |
衣服・繊維製品関係 | 婦人子供服製造、和裁、帆布製品製造 |
木材・木製品・紙加工関係 | 家具製作、建具製作、畳製作、表装 |
その他 | 園芸装飾、塗料調色、フラワー装飾、プラスチック成形 |
技能検定は、国(厚生労働省)が定めた実施計画に基づいて、試験問題等の作成については中央職業能力開発協会が、試験の実施については各都道府県職業能力開発協会及び民間の指定試験機関がそれぞれ行います。
技能検定には、技能の程度により、特級、1級、単一等級、2級、3級に区分するもの、あるいは単一等級として等級を区分しないものがあります。
それぞれの試験の程度は次の通りです。
特級 | 管理者または監督者が通常有すべき技能の程度 |
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1級及び単一等級 | 上級技能者が通常有すべき技能の程度 |
2級 | 中級技能者が通常有すべき技能の程度 |
3級 | 初級技能者が通常有すべき技能の程度 |
(※これらの区分以外に外国人技能実習生等を対象として随時に実施する2級、3級及び基礎級があります。)
検定職種ごとに実技試験及び学科試験があり、両方の試験に合格することが必要です。
職種によっては次の(1)と(2)の両方行う場合と、どちらか一方を行う場合があります。
なお、当協会で実施する試験については、中央職業能力開発協会ホームページで事前に課題の概要を確認することができます。
(1)製作等作業試験
制限時間内に物の制作・組立て・調整などを行う試験です。試験時間は長いもので4~6時間程度になります。
(2)判断等試験、計画立案等作業試験
実際的な対象物または現場の状態、状況などについて説明した設問により、判別・判断・測定・計算などを行う試験です。
(試験問題は事前に公表されません)
当協会が実施する職種の試験は、真偽式と多岐択一法により出題され、それぞれ25問ずつで全50問(特級は多岐択一式のみ50問、3級は真偽式のみ30問)です。
学科試験は、全国統一して職種(作業)、等級ごとに同一の日に行われます。
当協会で実施する職種の出題範囲は、厚生労働省ホームページ「試験基準」をご覧ください。
学科試験内容に適用される法令、規格等については、中央職業能力開発協会ホームページをご覧ください。
合格基準は、100点を満点として、原則として、実技試験は60点以上、学科試験は65点以上です。
原則として検定職種についての実務経験が必要ですが、その期間は、職業訓練歴や学歴等により短縮される場合があります。また、一定の資格や能力をもつ方については、学科または実技試験が免除される場合があります。
実務経験の年数は以下のとおりです。
特級 | 1級合格後5年以上 |
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1級 | 7年以上 |
2級 | 2年以上 |
単一等級 | 3年以上 |
受検申請受付期間内に、受検申請書類を佐賀県職業能力開発協会までご提出ください。
(前期または後期の同じ期に2職種(2作業)にまたがっての受検は原則としてできません。)
※受検申請書類の提出は、原則郵送(書留等)でお願いします。
◆受検申請手続きする際の大まかな流れ
3.受検申請書類の提出 ※受検申請書は、佐賀県職業能力開発協会あてご提出ください。
◎提出方法:原則郵送(書留等)とします。
受検手数料をお振込み後、振込金領収控等を受検申請書、提出書類貼付用台紙と同封し、封筒の表面
に「技能検定受検申請書」と朱書きの上、当協会まで郵送(書留等)で送付してください。
※複数人まとめて振込んだ場合は、各受検者の受検手数料内訳明細も同封してください。
※インターネットバンキング振込みの場合は、出力用紙を同封してください。
※振込手数料は個人負担となります。
※郵送等による提出は、締切日までの消印があるものに限り有効とします。
(コピー、FAXでの申込不可)
※申請書を受理した後は、いかなる理由があっても手数料はお返ししません。
(ただし、締切後1週間以内は可)
3,100円
高校等の在籍状況、居住地及び就職の状況により実技試験受検手数料が異なりますので、詳細につきましては、当協会技能検定課へお尋ねください。
(参考例)
当協会で実施する職種については、当協会で閲覧可能です。
また、中央職業能力開発協会ホームページ内の「技能検定試験問題公開サイト」にて閲覧できます。
民間の指定試験機関が実施する職種については、各指定試験機関へお問合せ下さい。
学科試験については、特級は2時間、1級・2級・単一等級は1時間40分、3級は1時間です。
実技試験については、職種・作業・等級によって異なります。
詳しくは中央職業能力開発協会ホームページ>技能検定>技能検定のご案内>実施職種・試験概要をご覧下さい。
県の担当窓口(佐賀県産業労働部産業人材課スキルアップ担当(Tel 0952-25-7310))へお問合せ下さい
合格証書ついては、上記県の担当窓口で再交付を行っています。
技能士章については、やむを得ない事由により技能士章を滅失または破損した場合にのみ、上記県の担当窓口で再交付を行っています。
技能検定課 0952-24-6408